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ホテルのベッドに仰向けになって、天井の汚れを数えている。エアコンの低い唸りが左耳に響く。右側には、さっきまで俺の上で喘いでいた女が、裸のまま布団をはだけて眠っている。彼女の背中が規則正しく上下する。まだ、シーツは湿ったままだ。
時計は午前2時47分。三時間前のことを、まだ指先が覚えている。
「おすすめ」に表示された彼女——AIの選択に首を傾げた午後
俺、健司、28歳。都内でITエンジニアとして働いている。外見は自己評価で言うなら「街にいればすぐに消える」レベル。身長172cm、体重は標準だが筋肉はついていない。彼女歴は2人。去年別れた彼女以来、職場は男性率9割、出会いゼロ。
正直に言う。エロ目的でマッチングアプリを始めた。彼女が欲しかったのか、身体が欲しかったのか、もう区別がつかなくなってた。Withってアプリを始めて三週間。右にスワイプしまくってもマッチングせず、せっかくマッチしても「お笑い芸人に似てますね」みたいな会話で終わる毎日だった。
10月の金曜日。帰宅後、ベッドにだらしなく横たわってアプリを開いた。
(AIマッチングアプリ おすすめ 精度が高いって謳ってるけど、本当かよ)
そんなことを考えながら画面を見た瞬間、指が止まった。
「おすすめ」欄に表示されたのは、美奈という26歳の女。製薬会社のMRらしい。プロフ写真は、白いブラウスに腕を組んで微笑んでいるオフィス系のもの。黒髪のセミロングが肩にかかり、目元は少し垂れ目で、なんとなく「守ってあげたい」系の顔立ち。清潔感があり、派手すぎない。
自己紹介文は短かった。「丁寧な生活を心がけています。休みはカフェ巡りか、実家の猫と戯れています」
いかにも「いい子」な感じ。俺のタイプじゃない。普段ならスキップする。
でも、画面の上部に表示されていた小さな文字が気になった。
相性スコア:92%
アプリのAIが、俺の過去の行動データ——いいねした顔のパターン、メッセージのやり取りの傾向、ログイン時間、年齢層の選択履歴——を分析して算出した、高相性ユーザーだという。
(精度が高いって、こういうこと?)
半信半疑で右スワイプした。通知音。マッチング成立。
ハイクラス交際クラブ「10カラット」
初メッセージから返信が来た瞬間——AIの読みは当たってた
最初のメッセージは定番の「マッチングありがとうございます」から始めた。ピリオドを多く使う、堅苦しい文体。相手の返信は三分後に来た。
「こちらこそ。健司さんのプロフ、写真より雰囲気が柔らかくて好きです」
写真より、だと?俺のプロフ写真は同僚に適当に撮ってもらったもので、眠そうな顔をしている。柔らかいと感じた理由がわからなかったが、とにかく会話が始まった。
三日間のメッセージのやり取りでわかったのは、彼女が「いかにも堅そうに見えて、実はかなり隙がある」タイプだということ。カフェの話をしているうちに、「夜は意外と寂しいんですよね」みたいな前置きを入れてくる。猫の話をしているうちに、「触りたくなるんです、ふわふわの毛並みを」という言い回しに、妙に色っぽさを感じた。
三杯目のワインの話をしている時、彼女から送られてきた一文に、俺の下腹が熱くなった。
「会ってみたいです。週末、時間ありますか?」
これは、いける。直感が言った。AIマッチングアプリの精度が高いというのは、こういうことなのかもしれない。俺が本当に求めていたのは、見た目の派手さじゃなくて、こういう「生々しい温度」を持った女なのだと。
土曜日の夜、渋谷で待ち合わせをすることになった。LINE交換は二日目に済ませていた。電話はしてない。声は未知だった。
ワンランク上の特別な関係「Pappy」
改札から出てきた実物を見て、心臓が止まりかけた
19時、渋谷のハチ公前。人混みの中、彼女を探した。駅の改札から出てくる女性の顔を、必死にスキャンする。
視界に入ったのは、グレーのニットワンピースを着た女。身長は162cmくらい。鎖骨が綺麗に浮いていて、黒髪はゆるく巻かれていた。写真よりずっと、生々しくて、色っぽかった。
目が合った。彼女が小さく手を振った。歩いてくる姿。ニットが身体のラインを拾う。ウエストの細さと、胸の膨らみの対比がえぐかった。
(やばい。この女、写真より全然可愛い)
声をかけられた。予想していたより、少し低めの声。「健司さん?」その声に、背筋が震えた。甘さと、大人の女の色気が混ざった声。
居酒屋に行く道すがら、エスコートで背中に手を置いた。ニット越しに伝わる体温。彼女が少し身を縮めたのがわかった。敏感なのか、あるいは俺に興味があるのか。
恵比寿のダイニングバーで向かい合って座った。2杯目のモヒートが来た頃、彼女は上着を脱いだ。白いブラウス。胸元のボタンが一つ空いていて、鎖骨から胸の谷間にかけてのラインが見えた。
あの時、鎖骨のあたりを見てドキッとした理由が、この後わかることになる。
話は弾んだ。製薬会社の話、猫の話、渋谷の混雑の話。途中、彼女が前かがみになってスマホを取り出した時、ブラウスの襟元が覗いた。白いレースのブラ。淡いピンク色の生地。想像以上の大きさと形。すぐに目を逸らしたが、喉が鳴った。
「もう少し飲みますか?」と俺が聞いた。時計は21時30分。「最終はまだですよね」と彼女が言った。脈ありの空気。
23時、店を出た。冷たい夜風が吹いた。彼女が「寒い」と言って、俺の腕に少し寄りかかった。シャンプーの匂い。バニラっぽい甘い香りの下に、女の肌の匂いが混じってた。
ホテルまでの距離——あの10分間が一番長かった
「もう少し話したいな」と言った時、俺の心臓がうるさかった。耳鳴りがするくらい。
彼女は無言で、でも目を伏せて微笑んだ。頷いた。
近くのビジネスホテルに向かった。道すがら、手を繋いだ。彼女の手は小さくて、少し汗ばんでいた。冷たい手。緊張してるのか。
(マジか。本当にこれからヤれるのか。でも緊張してる。勃たなかったらどうしよう)
ホテルのフロント。エレベーター。日常から非日常への移行。エレベーターの中で、鏡に映る二人を見た。スーツの俺と、ニットワンピの彼女。隣り合わせたら、まるでカップルに見える。嘘みたいだ。
部屋のドアが閉まった——ここから先は戻れない
カードキーをかざした。ピッ、という音。ドアが開く。
部屋に入って、ドアが閉まった。重い音。振り返った。
彼女が立っていた。バッグを抱えて。白いシーツのベッドが背景にある。
「とりあえず、座りますか」と俺が言った。声が掠れた。唾を飲み込んだ。
ベッドの端に二人で座った。空調の音が低く響く。沈黙。さっきまで居酒屋で笑ってたのに、急に空気が重くなった。甘い緊張。下腹部に血が集まる感覚。ズボンの中が窮屈になってきた。
目が合った。彼女が唇を舐めた。
終わった。俺の理性が。
キスした。
唇が触れた。柔らかい。彼女の唇は、少し冷たかった。でも、すぐに熱くなった。舌が入る。カクテルのモヒートの甘さが、まだ唇に残ってた。彼女の舌の動きは、初々しくて、でも贪応的だった。
キスしながら、右手が彼女の腰に回った。ニットの生地。そして、少しずつ上へ。背中。ブラのホックの凹凸。彼女が「ん」と小さく声を漏らした。
その声で、理性のタガが外れた。
あの夜の全部を書く——マッチングアプリの女とのセックス
キスから服を脱がせるまで
ベッドに彼女を押し倒した。上に覆いかぶさる。キスを続けながら、ニットの裾に手を入れた。肌が触れた。ふわっとした温かさ。
裾を上げていく。白い腹。へその周り。そして、ブラの下に手を入れた。
ブラを外した瞬間、息が止まった。
服の上から想像していたより、ずっと大きかった。手のひらからこぼれるくらいの豊かさ。形は美しい山型で、先端は淡い桜色。想像を裏切った。良い意味で。
「…見ないで」と彼女が顔を覆った。
「逆に見せてほしい」と言った。
スカートのジッパーを下ろした。黒いレースの下着。Tバックじゃないが、サイドが細いデザイン。これを選んでくる時点で、彼女も覚悟してたんだと思った。
全部脱がせた。裸の彼女を、じっくり見た。目のスキャン。唇→首筋→鎖骨→胸→腹→腰のくびれ→太ももの内側→脚のライン→そこ。そしてまた胸に戻る。
鎖骨が美しい。写真で見た時から惹かれていた理由がわかった。首筋のラインが、エロかった。肌は陶器みたいに白くて、触ると絹みたいに滑らか。少しひんやりしてた。
「キレイだ」と言った。本当にそう思った。
彼女が「早く」と小さく言った。
前戯——彼女の身体の反応を知っていく時間
首筋にキスした。バニラの匂いがする。下に下がる。鎖骨。そして胸へ。
右手で優しく持ち上げて、先端に舌を這わせた。
「あっ…」
彼女の背中が跳ねた。敏感だ。もう先端は硬くなってた。唇で優く吸い上げる。舌で転がす。
「ん、そこ…すごい…」
呼吸が乱れてきた。彼女の吐息に合わせて、俺の呼吸も乱れた。指先に触れた太ももの内側の肌。絹みたいに滑らかで、少しひんやりしてた。そこを撫でていく。ゆっくりと。
内腿に近づく。熱が伝わってくる。そして、下着の上から、湿り気を感じた。
「もうこんなに」と耳元で囁いた。
彼女が「恥ずかしい」と言って顔を背けた。でも腰は浮いて、もっと触れてほしいって言ってる。
下着をずらした。指を滑り込ませる。
くちゅ…くちゅ…
水音。驚いた。もうこんなに濡れてた。指先が熱い。彼女の中が、指を吸い込むように締め付けてくる。
「あ、だめ、そこ…敏感っ…」
シーツを掴む手。足の指が丸まる。太ももが閉じようとして、俺の腰を挟むように開く。最初は我慢してた声が、漏れ始める。止まらなくなる。
俺も我慢の限界だった。服を脱いだ。彼女の手が、俺の腹筋に触れた。指先がひやっとして、背筋が震えた。そして、下へ。
挿入——中に入った瞬間の感覚を全部書く
ゴムをつける。袋を開ける音。ガサッ、ピリッ。
彼女が「つけて…」と言った。声が掠れてる。
彼女の足を開いた。両手で膝の裏を持って、少し上げる。白い脚が、空中で揺れる。
先端が触れた。熱い。ぬるぬると滑る。
少しずつ入れる。ゆっくり。奥へ。
中に入った瞬間、頭が溶けた。こんな感覚、初めてだった。
熱い。ぎゅっと締めつけられる。吸い込まれるような圧力。奥に行くほど温度が上がる。ひだが絡みつく。奥の壁がぷにっと柔らかい。
彼女が「あっ…」と大きく息を吸った。目を見開いて、天井を見た。
「…すごい。奥まで届いてる…」
最初のストローク。ゆっくり引くと、吸いつくように離さない。奥まで入れた時に、きゅっと締まる。その締まりで、俺の限界が近づく。
腰を動かす。ぱん、ぱんという音が部屋に響く。肌と肌が当たる音。
彼女が「そこ、そこいい」と言う。俺が深く突くと、彼女の声が上がって、中がきゅっと反応する。
体位を変えた。正常位から、彼女を抱き上げて対面座位。彼女が腕を俺の首に回してくる。密着感が最大。キスしながら、下から突き上げる。
「…キスしながらされると、頭おかしくなる…」
耳元で囁く彼女。息がかかる。鼓膜が震えた。
また体位を変えた。後背位。彼女が枕に顔をうずめて、尻を上げる。背中のラインが美しい。腰を掴んで、動物的に深く。
「あ、あ、だめ、深いっ…」
声が変わった。甲高い声。
クライマックス——最後の瞬間
もう限界だった。ペースが上がる。ベッドの軋みが不規則になる。
彼女も「イきそう、イきそう」と繰り返す。
「いっしょに、いっしょにイって…」
その声で、背骨に電流が走った。腰が勝手に押しつける。
あ、やばい、もう。
頭の中が白くなる。我慢汁が滲んでた。最後の一突き。深く。
彼女が「イくっ…!」と叫んで、身体が痙攣した。中がきゅっ、きゅっと規則正しく締まる。それに合わせて、俺も。
腰が勝手に動く。脈が指先まで伝わってる。
射精。長い。頭が真っ白。
終わった後——裸のままで交わした言葉
シーツの上で、天井を見てた
汗が冷えていく感覚。エアコンの風が、湿った肌に当たる。
彼女が倒れ込んできた。重い。でも、その重さが心地いい。
「…すごかった」と彼女が言った。力が抜けた声。
「俺も」と言った。言葉が出ない。
しばらく、裸のまま横になった。彼女のうなじに鼻を押しつける。シャンプーの匂い。バニラ。そして、汗の匂い。
「アプリで会った人と、こういうの初めて?」と俺が聞いた。
「…うん。健司さんも?」
「ああ」
沈黙。でも、気まずくない。
「また、会いたいな」と彼女が言った。
俺は、裸の彼女の肩を抱き寄せた。
帰り道——余韻と、指先に残る感触
ホテルを出たのは4時前。まだ暗い。駅まで歩いた。
別れる時、彼女が「今日、楽しかった。……また会いたいな」と言った。LINEのやり取りを思い出した。初めて送ってきたあのメッセージ。
「ああ。連絡する」と言った。
電車に乗った。満員電車ではない。座席に座って、手のひらを見た。さっきまで彼女の腰を掴んでた手。まだ温かい気がする。
スマホが震えた。LINEの通知。彼女からだった。
「今日、本当に良かった。AIにおすすめされて良かったです」
俺は、指先に残る彼女の太ももの感触を思い出しながら、ゆっくり返事を打った。
マッチングアプリで出会った女と過ごしたあの夜を振り返って
AIマッチングアプリ おすすめ 精度が高い——あの時は半信半疑だった。
でも、美奈と出会って、そして身体を重ねてわかった。アルゴリズムは、俺が本当に求めていた「相性」を、外見ではなくて、こういう「身体の相性」まで含めて計算していたのかもしれない。
同じ経験した男、いるか?
マッチングアプリを使ってる奴で、写真の可愛さだけで選んでる奴は損してる。AIが「おすすめ」してくる女の方が、俺みたいな普通の男には、絶対にいい。
週末、また会う約束ができた。彼女の家に行くことになってる。
(あの夜の、あの感覚が、また味わえる)
考えただけで、下腹部が重くなる。最悪だ。最高だ。
あの夜をきっかけに検索が止まらない
あの日以来、あの興奮が忘れられなくて、アダルト作品を漁るようになった。マッチングアプリで知り合った女との、あんな生々しいプレイを探して。
そして見つけたのがこれ。
「AIマッチングで知り合った清楚系OLの本性」みたいなシチュエーションが、あの夜を思い出させて、最近のお気に入りだ。
あの夜の美奈の喘ぎ声が、まだ耳に残ってる。
もう一度、あの身体に触れたい。
指先が、覚えてる。
