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「奥…まで…来てる…」
彼女の声が、ホテルの壁に吸い込まれるように消えた。
後ろから深く突き入れた瞬間、彼女の背中が弓なりに反った。鏡越しに見える彼女の表情。眉間に皺を寄せ、口を半開きにして、涙目になってた。
俺の腰が彼女の尻肉にぶつかる音が、規則正しく、ぱん、ぱん、ぱんと響いてる。
時計は午前0時42分。ベッドの上に散乱してる彼女の服。グレーのニットワンピース。黒のレース下着。ピンクのiPhoneケース。
(やべえ。本当にヤってる。こいつと。)
——3時間前に戻る。
改札前で、彼女の鎖骨に視線を奪われた
俺は32歳。都内のIT企業で社内SEやってる。身長170ちょい、体型は標準。顔は averaging ってとこ。彼女とは3ヶ月前に別れて、酒場の常連になってた。
普通のマッチングアプリでいくつか会ったけど、どれも「普通」すぎた。俺が求めてるのは、もっと違うもの。心の奥底にある、歪んだ欲求。
友達に教えてもらったアブノーマル専門 安全な出会い系 アプリ おすすめランキングを見て、ひとつアプリを選んだ。名前は伏せるが、M指定とかBDSM好きが集まるという、特殊な趣味に特化したプラットフォームだ。本人確認が厳格で、業者もほぼいない。安全に、変態同士が出会える。
そこで見つけたのが、れいな(仮名)だった。
SM変態LOVERS-コミュニティー
プロフィール写真は、完全に「社内の清楚な先輩」
黒髪セミロング。白いブラウス。控えめな笑顔。年齢は28歳。職業は商社の総務。
自己紹介文は「普段は堅実な生活を送っていますが、週末だけは違う自分を見つめ直したいです」。控えめな言い回し。でも、コメント欄に「M気質の方、優しくリードしてください」って書いてあった。
マッチしたのは10月の金曜日。最初のメッセージは彼女からだった。
「初めまして。プロフィール、拝見しました。同じ趣味、お持ちですか?」
「はじめまして。俺も同じ趣味です。実践経験は、まだ浅いですが」
「私も…実際に会うのは初めてなんです。緊張します」
文面は丁寧で、でもどこか熱の籠ったものだった。三日間、毎晩メッセージを交換した。好きなプレイの話。限界の話。安全ワードの確認。
三日目の夜、電話した。彼女の声は、想像より低めで、少し掠れてた。
「…声、変ですか?緊張して」
その掠れた声で、俺はもう、下半身が反応してた。
アブノーマルマッチング『Shangri-La』
恵比寿のダイニングバー、19時
待ち合わせはJR恵比寿の東口改札。19時ちょうどに着いた。秋の風が、シャツの襟元に冷たく入ってくる。
改札から出てきた女を見て、心臓が止まりかけた。
身長162くらい。黒髪をゆるく巻いてて、鎖骨が綺麗に浮いてた。グレーのニットワンピースが、身体のラインを拾ってる。ウエストの細さと、胸の膨らみの対比が、えぐかった。
写真より、ずっと可愛い。
目が合った。彼女が小さく手を振った。
「…こんばんは。れいなです」
「こんばんは。写真より可愛い」
素直に言った。彼女の耳が真っ赤になった。
ダイニングバーは駅から3分の場所。2杯目のモヒートが来た頃、彼女は靴を脱いで、足をソファに組んでた。スカートの中が、ちらっと見えた。黒いストッキング。太ももの付け根。
あの時、鎖骨のあたりを見てドキッとした理由が、この後わかることになる。
話は弾んだ。仕事の愚痴。好きな音楽。でも、視線は互いの唇を追ってた。
21時過ぎ、彼女が時計を見た。
「あ…終電、もうすぐなんですけど…」
俺は息を止めた。喉が鳴った。
「もう少し、一緒にいたい。近くに、静かなホテルあるけど」
沈黙が3秒続いた。彼女は俯いて、スマホをポケットに入れた。
「…わかりました」
ホテルまでの10分間、手は汗で湿ってた
並んで歩く。肩と肩がぶつかる。彼女の手が、ふわっと俺の手に触れた。
握り返した。小さい手。冷たい手。でも、掌が汗で湿ってた。
俺も汗かいてた。背中に、冷たい汗が伝う感覚。
ホテルはビジネスホテルとラブホの間くらいの雰囲気。白い看板。自動ドア。
フロントでカギを受け取る時、彼女は隣で俯いてた。耳が赤い。
エレベーターは4人乗り。鏡に映る二人。改札前で見た、あの清楚な顔が、今は redness で、潤んで見える。
(マジか。こいつと、これから。)
心臓の音が、耳の奥でドク、ドク、ドクと鳴ってる。腹筋に力が入る。
ドアが閉まった音が、頭の中で響いた
部屋は白を基調にしたシティホテルタイプ。カーテンは閉まってる。間接照明が、彼女の肌を柔らかく照らしてた。
ドアが閉まる音。カチャリ。
空気が変わった。デート中の軽やかさが、一瞬で重く、甘くなる。
「…飲み物、飲む?」
「…いえ。いいです」
彼女がこっちを向いた。目が合う。
彼女が唇を舐めた。ピンクの舌が、ちらっと見えた。
終わった。俺の理性が。
あの夜の全部——鏡に映る背中と、溶けるような熱
一歩近づいた。右手が、彼女の腰に触れる。ニットの上からでも分かる、細さ。
左手が、顎に。上げる。目が合う。長い睫毛が震えてる。
接吻。最初は軽く。唇の端同士が触れる。柔らかい。カクテルのモヒートの味が、甘く残ってた。
もう一度。今度は深く。舌が入る。彼女の舌は、少し冷たくて、ぬるぬるしてた。ちゅ、じゅるという音が、静かな部屋に響く。
キスしながら、背中のファスナーを探す。金属の冷たさ。下ろす。カリ、カリという音。
ニットを脱がせた瞬間、予想を裏切られた
グレーのニットが床に落ちる。下に見えたブラは、黒のレース。ブランドは分からないが、高そうな、繊細な刺繍が入ってた。
服の上から想像してたより、胸が大きい。鎖骨の下から、豊かに膨らんで、ブラのカップからこぼれそうになってた。
ブラを外した瞬間、息が止まった。
白い。重たそうな、張りのある乳房。乳首は淡いピンクで、すでに硬くなってた。手のひらで覆うと、柔らかくて、指の間からこぼれる。
彼女が小さく息を漏らした。「ん…」
その声で、俺の呼吸が乱れた。
首筋から下腹部へ——彼女の反応を確かめる時間
キスを首筋に移す。鎖骨の窪み。あのダイニングバーで見惚れた、あの鎖骨。今は舌でなぞってる。塩味がする。肌の匂い。バニラの甘い香水の下に、女の匂いが混じってる。
右手は彼女の腰に。左手が、スカートのジッパー。下ろす。
スカートが床に落ちる。黒いストッキング。ガーターベルト?いや、ストッキングタイプの underwear。
彼女が恥ずかしそうに脚を閉じようとする。
「開いて。見せて」
「…恥ずかしい」
けど、少しずつ開く。太ももの内側。絹みたいに滑らかで、少しひんやりしてた。
下着の上から、指を押し当てる。すでに、湿ってた。布越しでも分かる、熱さ。
「あ…」
彼女が腰を跳ねさせた。反応がいい。敏感。
下着を脱がせる。黒いレースが床に落ちる。
そこは、すでにくちゅ、くちゅと音を立てて、濡れてた。ピンク色の粘膜が、光に濡れて光ってる。
指を這わせる。クリトリスのあたりを、ゆっくり円を描く。
「あっ、だめ、そこ…敏感…」
彼女の手が、シーツを掴む。指先が白くなるくらい力入れてる。
指を一本、入れる。きつい。熱い。ぬるっという音。
中で、彼女の内壁が、指に絡みついてくる。くぅ、と締め付けてくる。
俺のベルトを、彼女が外した
急に、彼女が跪いた。顔の前に、俺のズボンの上からでも分かる膨らみ。
彼女が上目遣いで見上げてきた。目が潤ってる。口唇が、わざとらしく開いてる。
ベルトを外す手が、震えてる。カチャリ、という音。
ジッパーを下ろす。ガサッという音。
下着の上から、口をつける。熱い。湿った。
「ん…ちゅ…」
舌が、先端を舐める。我慢汁が滲んでた。ズボンの中が窮屈で、痛い。
下着を下ろす。解放されたものが、彼女の顔にぶつかりそうになる。
彼女は、戸惑いながらも、口に含んだ。熱い。湿った。舌が絡みつく。じゅる、じゅるという音。
頭の中が真っ白になる。
——そして、現在に戻る。
鏡に映る姿勢——後ろから深く
彼女は四つん這いになってる。顔は枕に埋めて、尻を高く上げてる。
鏡に映る彼女の背中。鎖骨のラインが、汗で光ってる。
ゴムをつける。ピンク色の包装を破る音。パリッ。
先端を、彼女の入り口にあてがう。ぬるぬるしてる。
少しずつ、入れる。
「あ…あ…入って…くる…」
最初はきつい。抵抗がある。でも、ぐっと奥まで入れると、奥の方が、ぎゅっと締め付けてくる。
中に入った瞬間、頭が溶けた。こんな感覚、初めてだった。
熱い。きつい。吸い込まれるような、奥の壁の柔らかさ。
腰を動かす。ぱん、ぱんという音が部屋に響く。
鏡を見ると、彼女の乳が、揺れてる。
手を彼女の腰に置く。指が、肌に食い込む。
深く突くたびに、彼女の声が上がる。
「あっ!だめ!奥!そこ!すごい!」
呼吸が荒くなる。俺の息も、彼女の息も、同じリズムで乱れてく。
汗が背中を伝う。下腹に血が集まる感覚。
体位を変えて——騎乗位で見た表情
正常位から、横向きにする。彼女の脚を開かせて、側位で突く。
耳元で、彼女が喘ぐ。熱い吐息が、鼓膜にかかる。
「もっと…深く…お願い…」
言われるまま、奥まで突く。
次は騎乗位。彼女が上に乗る。手を俺の胸に置いて、腰を動かす。
下から見上げると、彼女の乳が、重力に逆らって揺れてる。乳首が、ピンクで硬い。
彼女が、自分の胸を触る。恥ずかしそうに、自分で乳首を転がす。
その姿に、俺の限界が近づく。
クライマックス——同時に崩れる瞬間
ペースが上がる。腰が勝手に動く。機械的に、深く、速く。
彼女も、もう息も絶え絶え。
「イく!イっちゃう!一緒に…!」
彼女の中が、きゅっ、きゅっと締まる。規則正しく、收縮してくる。
それに合わせて、俺も。
背骨に電流が走る。頭の中が白くなる。腰が勝手に彼女の中に押しつけられる。
びゅく、びゅく
長い、長い射精。
彼女が、俺の上に崩れ落ちてくる。重い。汗で湿った髪が、俺の胸に垂れる。
二人で、荒い息を吐いてる。空調の低い唸りが、遠くで聞こえる。
終わった後——裸のまま、彼女の指が俺の胸を描いてた
十分くらい経った。まだ、繋がったまま。
彼女の指が、俺の胸の汗を、なぞってる。
「…すごかった。こんなの、初めて」
「俺もだ。…また、会いたい」
「…私も」
天井を見た。白い。綺麗なホテルの天井。
彼女の頭が、俺の肩に乗ってる。重みが、心地いい。
(マッチングアプリで、こんなのに出会えるんだな)
シャワーを浴びて、着替える。彼女は、あのニットワンピースを着る。
改札で別れた。朝5時前。始発が動き始める時間。
「…ありがとう。連絡、待ってます」
手を振って、彼女は階段を降りていった。
翌日の満員電車で、シャンプーの匂いが
月曜の朝。満員電車。吊革を掴んでた。
前に立った女が、シャンプーの匂いをさせてた。茉莉のような、甘い香り。
それが、あの夜、彼女のうなじに鼻を押し付けた時の匂いと、完全に一致した。
下腹部が、反応した。
朝8時の中央線で。
スマホを開いた。あのアプリ。アブノーマル専門 安全な出会い系 アプリ おすすめのリストから選んだ、あのプラットフォーム。
彼女からのLINEが来てた。
「今週末、空いてますか?今度は私の家で…」
親指で、ゆっくり返事を打った。まだ、指先に彼女の太ももの感触が残ってた。
あの夜をきっかけに検索が止まらない
帰宅して、ベッドに入っても、眠れなかった。
あの夜の興奮が、頭から離れない。彼女の声。肌の感触。鏡に映った背中。
スマホで検索を始めた。あの時の体位。あの時の声。同じようなシチュエーション。
そうして見つけたのが、これらの作品だ。
画面を見ながら、あの夜の彼女を思い出す。清楚な顔で、狂ったように喘いでた彼女。
次は、いつ会えるだろう。
指が、画面をスクロールする。
まだ、身体に彼女の温もりが残ってる気がする。
